農政・農協ニュース

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松山市が「カラマンダリン」の産地振興支援 温州ミカンの交配種

 松山市は、4月中旬から5月中旬に旬を迎えるミカン「カラマンダリン」の販促に力を入れている。

 「カラマンダリン」は温州ミカンとキングマンダリンを交配した品種。“樹上で約1年かけて育てる”のが特徴。果汁が濃厚で糖度も酸味も非常に高い。
 三重や和歌山の生産もあるが、愛媛県は全体の50%を生産。うち国産全体の約90%は松山市産で同市は日本一の生産量を誇る。
 今年の出荷見込みは過去最高の900tを見込み、今月19日の東京・大田市場初出荷では1ケース(5k・L級・高値)が2700円をつけた。
 松山市はカラマンダリンを地元が誇る特産品として「まつやま農林水産物ブランド」に認定。産地化振興を支援している。
 5月1日には野志克仁市長が大田市場に出向いてトップセールスを開催。これにはJAえひめ中央の代表らも出席する。また5月1〜2日には恵比寿三越(東京都渋谷区)で試食・販売PRを予定している。

(2012.04.28)