農政・農協ニュース

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【JA人事】 新組合長に土田清一氏 JA新津さつき(新潟県) (4月21日)

 新津さつき農業協同組合(JA新津さつき、新潟県)は4月21日に第16回通常総代会を開き、役員の改選を行った。総代会後の理事会では新組合長に土田清一氏が選任された。

【JA人事】 新組合長に土田清一氏 JA新津さつき(新潟県) (4月21日)【JA新津さつき 役員】(敬称略)
▽代表理事組合長 土田清一(写真右)
▽専務理事 武沢新也
▽常務理事 大泉弘
▽代表監事(非常勤) 井上三重三(再任)
▽常勤監事 宮本伊佐男(再任)
※土田氏の「土」は正式には、土の右下に点がつきます。

【組合長略歴】
つちだ・せいいち
昭和23年3月26日生まれ
昭和39年4月両川地区農協、平成11年4月JA新潟市に合併、平成18年3月同定年退職、平成21年4月JA新津さつき理事

【組合長就任にあたって】

協同の力を拠り所に、地域を守り発展させたい


 このたび、第16回通常総代会終了後の臨時理事会において、代表理事組合長に選任された土田です。現在、農業と農協を取り巻く状況は米問題やTPP等をはじめとして依然として厳しく、その重責に身の引き締まる思いでおります。
 平成23年3月11日の東日本大震災は、日本のいたるものに影響を与え、多くの人々に暗い影を落としたものでしたが、被災地の多くが一歩一歩復興に立ち上がっており、その姿に励まされるものです。一方、福島第一原発事故と放射性物質は原発周辺の農業に深いダメージを与え、いまだに回復の見通しも立っておりません。荒れた農地や牛舎跡などを見るにつけ、同じく農業を経営する者として、いたたまれない思いでおります。
 平成24年度を「国際協同組合年」とする国連での決議は世界が抱える貧困、金融・経済危機、食料危機、気候変動などをはじめとする現在社会の重要課題の解決に向けて、協同組合が大きな役割を果たすことを期待したものとされており、このような状況こそ人と人のつながりと、協同組合の役割が大きくなっていることを示しているものです。
 同じく本年は当農協での「第三次中期経営計画」の最終年でもあります。経営計画の諸課題が達成できるよう取り組みを強めるとともに、「第三次中期経営計画」の総括と新たな中期経営計画策定に向けた取り組みを行い、諸課題の整理を行っていかなければなりません。
 私は就任にあたりまして、農業人、農協人として携わってきた私の人生に鑑み、農業協同組合の原点である協同の力を拠り所にして組合員との共生を図り、地域農家、地域農業を守り、発展させるために農協事業を進めていきたいと考えております。微力ではありますが、自分の持っている力を精一杯発揮いたしますので、組合員皆様のご支援・ご協力を賜りますようお願いし、就任のあいさつとさせていただきます。

(2012.05.17)