全国34府県の農山漁村の女性による地元の農産物を活かした伝統食や創作料理、保存食のレシピを一冊にまとめた。会員が直売所などに出荷してお客さんとふれあうなかで「レシピ集があれば」という声が発刊のきっかけに。その土地自慢の郷土料理のほか、トマトを使ったぎょうざなど新感覚レシピや米粉料理、スイーツと内容は多彩。まさにお母さんの知恵と技術がつまった手作り感あふれるレシピ集だ。
料理136品(各府県4品)、漬け物や佃煮、味噌などの保存食34品(各府県1品)を紹介。使う調味料もシンプルで、調理手順を写真でわかりやすく説明しているページもあり、誰もが作りやすいように工夫した。
西馬きむ子会長は「地元の食べ方や新品種の野菜の食べ方など、日頃農山漁村の女性が持っている技や知恵をおすそわけしたいという思いで作った。この本を手にとってもらうことで、健康や食に関心を持ち、それを子どもたちにも伝えていってほしい。直売所は食について消費者と生産者がひとつになれる場所。この本がその仲立ちになってもらえたら」と話す。
同書はA4128ページのオールカラー。価格は1200円。問い合わせ・申込みは全国生活研究グループ連絡協議会事務局(TEL03-5777-5383/FAX 03-5777-5385)まで。