同プロジェクトは自分たちで育てたものを料理や加工につなげることで地産地消を進めていこうとスタートした。食事のなかで身近にあって体にも良く、加工できる良さもあることから作目を大豆に決めたという。
女性部の本部役員を中心に35人が農家から借りた農地で栽培をはじめ、昨年からは種まきから収穫までの全作業を行っている。今年は収穫した大豆で女性部の全7支部が豆腐づくりを行ったが、加工以外の料理にも大豆を活かせないかと同コンクールを企画。3月末の女性部総会で生大豆を部員に配り、「おそうざい」「おやつ」「その他」の3部門からコンクールの参加を募ったところ、72品のアイデア料理が結集した。
地域の人に女性部活動を知ってもらいたいと、審査には女性部員だけでなく来場を呼びかけた直売所の利用者など市民も参加した。「食べてみたい」「つくってみたい」と思う作品を選んで投票してもらい「大豆と桜エビのかき揚げ」、「おからナゲット」、「ダイズのつくねカツ」など6品が優秀賞に。
北村順子部長は「役員の中には料理は得意でも農業を知らない人もいるので、大豆ができるまでの過程を学ぶことができたことは取り組みの成果だと思う。コンクール会場ではレシピがほしいという声もあり、集まった72品のレシピを眠らせておくのはもったいないので今後の目標はレシピ集を作ること」と話す。
来月は今年度の種まきが始まる。
(写真)大豆を使ったアイデア料理72品が並んだ