6月18〜19日に開かれるG20サミットで野田総理によるTPPへの参加表明を懸念し、萬歳会長らは郡司農相を訪れ「情報開示の徹底と国民的議論を行い、なし崩し的な交渉を行わないよう野田総理にご案内願いたい」と訴えた。
要請に対し郡司農相は「昨年秋に党の考えを取りまとめ政府もそのことを重んじた内容で取り組んでいると思っている。党と政府の考えが同じ流れでいくことが望ましいと思っているがさらに党の中での議論を注視しながらやっていきたい」と述べた。
要請後、記者から大臣の交代によるTPPへの影響について聞かれた萬歳会長は「大きな影響はないと思っている。農業を理解されてる大臣であるということを話をしてみて感じている」と話した。
要請には萬歳会長をはじめ、JA茨城中央会の加倉井豊邦会長、農林中央金庫の河野良雄理事長、JA全中の冨士重夫専務と大西茂志常務が出席した。
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