水稲のいもち病は、東海、近畿で「やや多い」予想。梅雨の時期はいもち病が発生しやすく、急激に発生することもあるとして注意を呼びかけている。また、育苗箱処理剤の残効期間にも注意し、必要に応じた補完防除をするよう呼びかけている。
ウンカはセジロウンカが四国、九州で飛来が確認されたが、発生は「平年並」の予想。トビイロウンカは6月24日に南九州で初飛来が確認された。
今年は果樹のカメムシ類の飛来が全国的に多い傾向があり、すでに17都府県で注意報が発令されている。果樹カメムシ類は気温が高くなると活発に活動するため、晴れの日が多く気温が高まると予想される7月後半には、薬剤防除も含めて適期の防除が必要だと注意している。
そのほかの作物では、ナシの黒星病が南東北、関東、北陸で、茶の炭そ病が南九州で、それぞれ「多い」と予想されている。
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発生予報第5号は8月9日に発表する予定。