石橋総合病院は医療法人社団友志会への譲渡が決定しており、下都賀総合病院も新法人に譲渡する。ともに譲渡日は2013年4月1日。下都賀総合病院は地域完結型の医療提供体制の確立をめざし、市内2病院との統合再編を検討している。
栃木厚生連は1936年に設立した石橋病院と下都賀病院、42年に設立した塩谷病院が統合し50年に発足。医療を取り巻く環境の変化で92年から大幅な赤字計上に陥り、改善策への取り組みでその効果が一時現れたものの、再び医師不足や診療報酬の引き下げなどで赤字経営に。塩谷総合病院は急激な医師不足による赤字経営で2009年に国際医療福祉大学に経営譲渡した経緯がある。
譲渡後も診療科などに変更はないという。