農政・農協ニュース

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EUが輸入規制縮小

 農水省は東京電力福島第一原発事故の発生に伴うEUの輸入規制について放射性物質検査証明が必要な品目の縮小などの規定改定があり、10月30日から適用されることを29日発表した。

 適用期間は26年3月31日まで。改定内容は次の通り。
 (1)放射性物質検査証明が必要な品目について
 ▽静岡県は全品目から茶・キノコ類に縮小。▽山梨県は全品目からキノコ類に縮小。▽9都県(群馬、茨城、栃木、宮城、埼玉、東京、千葉、神奈川、岩手)は全品目からキノコ類、茶、水産物、山菜類(一部)、野菜、果物、穀類に縮小。▽福島県産の食品や(1)の該当品目を50%以上含む加工品について放射性物質検査証明が必要。
 (2)(1)以外の地域・品目の産地証明の添付が必要。
 (3)酒類の全面規制を解除。
 (4)EU側でのサンプリング抽出率▽検査証明対象品目5%以上、▽産地証明の対象商品10%以上を一律5%に変更。

(2012.10.31)