農政・農協ニュース

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飼料イネの研究で情報交換会  農研機構

 農研機構などは平成24年度「飼料イネの研究と普及に関する情報交換会」を12月3〜4日東京・虎ノ門2の発明会館で開く。

 アメリカでは干ばつでトウモロコシや大豆が記録的な不作となる見込みで、穀物の国際価格が高騰している。輸入飼料に依存している畜産経営への影響が大きいため飼料自給率の向上はますます切実となっている。
 今年度の情報交換会は、開始3年目となった農水省委託プロジェクト研究「自給飼料を基盤とした国産畜産物の高付加価値化技術の開発」で得られた成果の紹介を中心として、飼料イネ、飼料用米の低コスト栽培技術と、効率的な利用技術などをテーマとする。
 なお、農業者戸別所得補償制度により稲発酵粗飼料や飼料用米の生産が経済的に支援され、これら飼料用イネを利用した飼料生産の取り組みが急速に拡大しつつある。
 その結果、府県では飼料用イネの作付面積は、飼料用トウモロコシに次ぐものとなっており、生産コスト低減や効率的利用がいっそう求められている。
 3日は13時〜17時、4日は9時〜11時45分まで。

(2012.11.13)