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キノコ原木不足対策進む 林野庁が需給のマッチングなど実施

 不足しているキノコ原木の需給は、供給可能量が5月末時点の調査より73万本、9000立方m増加したと林野庁が9月末の状況を11月30日発表した。

 放射性物質の影響で安全なキノコの原木が足りないが、同庁は供給できる人と、需要者のマッチングなどを進めた結果、5月末の調査で不足していた20都府県のうち14府県では調達が進み、9月末までに供給希望量は9万本、4000立方m減少した。供給可能情報の掘り起こしもあり、可能量は73万本となった。
 不足量としては189万本、1万8000立方mとなる。これは原木の年間使用量(平成22年約53万2000立方m)の約3%に相当する。
 不足対策として同庁は需給状況の把握、関係者への情報提供、マッチングなどを推進。また今年度からは地域の実行体制を整備してきた。
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(2012.12.03)