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私と農業

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元気な農業基盤で担い手育成を

その2

 私の家の3軒隣りにJAいなばグリーン国府があります。この店舗は「地産地消の店」で、国府町内の農家の方々が栽培、収穫された野菜、果実など、旬の朝どれ食材が販売されております。
 千葉在住の時に「道の駅」に時々出かけて野菜など買い求めており経験はしておりましたが、昔ながらの品種が多いのにいっそうの親しみを感じております。

 私の家の3軒隣りにJAいなばグリーン国府があります。この店舗は「地産地消の店」で、国府町内の農家の方々が栽培、収穫された野菜、果実など、旬の朝どれ食材が販売されております。
 千葉在住の時に「道の駅」に時々出かけて野菜など買い求めており経験はしておりましたが、昔ながらの品種が多いのにいっそうの親しみを感じております。
 季節感一杯の野菜、果物、お花などが所狭しと並べられています。野菜の値段は100円物が多く高くても300円程度です。6時頃に開店するのですが、地域近所の皆さんが早くから待っておられます。私も当然常連です。我が家の食卓の素材はここで調達したもののオンパレードです。
 生産者の名前も表示されております。見映えや包装はスーパー品に比べると見劣りしますが味と鮮度、安さは抜群です。ここでの買い物に慣れてしまいますと、商品の見映えや包装にこだわることがなくなってしまいます。
郊外にある大型のグリーン千代水にも行きましたが、地域の人達への知名度も高く繁盛しておりました。地産地消が進んでいることを実感した次第です。
 この店舗で販売されている商品は全て地元の農家の母ちゃん、爺ちゃん、婆ちゃん達が2から3畝程度の畑で得意とする昔ながらの野菜づくりの技術を生かして生産、出荷されているものばかりです。
 「3ちゃん農業」が健在であることを再確認しました。田舎はまだまだ元気ですよ。この元気な姿から子どもたちに食育、農育を学ばせたいですね。また、この活力、元気を基盤として担い手を育成していく確かな政策の実現が急がれます。
 故郷に住まいして、会社時代と同様に農家の皆さんから元気をもらっているこの頃です。
 ガンバレ、ガンバレ「3ちゃん農業」
 食材調達での一コマを紹介します。
 さつまいものツルの調理法をそのお店でおばさんから聞き実践しました。ツルの皮は5cmぐらいにポキポキ折りながら取り除きます。そして水に浸して、アク抜きをします。水を切り、フライパンで少量の油でしんなりするまで炒め、醤油、みりんを適当に加え(少量で良い、味は本人好み)煮詰めてできあがり。その晩のビールは最高でした。できあがりはキャラブキと似ています。

その3に続く)

【著者】松長政幸
           明治製菓株式会社顧問

(2009.10.16)