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平成19年冷凍食品輸入量の半分以上が中国産

 (社)日本食品冷凍協会は4月10日、19年1月〜12月の冷凍食品消費量の統計を発表した(消費量とは、国内生産量、冷凍野菜輸入量、調理冷凍食品輸入量の総計)。

 調理冷凍食品は微増したが、ほかが減少したため総消費量は約267万トン、国民一人当たりの年間消費量は約21キロと、どちらも前年比99.1%と減少した。昭和43年の統計調査開始以来、前年比で減少したのは昭和54年、平成14年に次いで3回目。
 品目別生産量ではコロッケが約15万トン(10.2%)と、昭和47年に調査が始まってから不動の1位だった。
 国別輸入量では冷凍野菜、調理済み食品ともに中国が圧倒的な差で1位。全輸入量の5割以上が中国産だった。
 中国産の冷凍野菜は豆類が中心で約37万トン。前年比約97%と減少したが冷凍野菜全体の45%を占め、とうもろこしとポテトを中心とする2位のアメリカとは9万トンの差がある。
 中国産の調理済み冷凍食品は約21万トンで前年比106%と増加。2位タイの約2.5倍だった。中国からの調理済み冷凍食品輸入量は10年前に比べると、約5.5倍となっている。

(2008.04.11)