農水省がこのほど公表した平成19年産花きの収穫量等の調査結果によると、切り花類の作付け面積は1万7240haで、前年産比1%減。出荷量は48億3500万本で同2%減。統計部は、減った原因は生産者の高齢化にともなう労働力不足のためと分析している。
減った主な品目はスターチス、宿根かすみそう、カーネーションなど。出荷量ではきくが38%と最も多く、カーネーションが8%、ばらが7%と続き、この3品目で全体の5割以上を占めている。
鉢もの類の収穫面積は2037ha、出荷量は2億9410万鉢、花壇用苗もの類の作付け面積は1696ha、出荷量は7億9280万本で、いずれも前年産よりやや減った。唯一やや増えたのは球根類で、収穫面積は564ha、出荷量は1億6770万球だった。