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19年産春野菜の農業所得、最高は冬春ミニトマト(施設)が271万円(10a当たり)

 農水省が7月11日公表した平成19年産春野菜の全国平均の品目別10a当たり農業所得は、前年産に引き続き、施設の冬春ミニトマトが271万円で最高だった。

 次いで施設の冬春シシトウが250万円など、露地野菜に比べ施設野菜の所得が多い。露地野菜は春ネギ(白)が45万5000円で最も多く、次いで春ネギ(青)が44万8000円だった。施設野菜の所得が露地野菜より多いのは、春の施設野菜は果菜類が中心で、根菜類や葉茎菜類が中心となる露地野菜に比べ収穫期が長いことや、販売単価が高く、農業粗収益が高いため。
 平成19年産春野菜の10a当たり農業所得は、ほとんどの品目で前年産を下回った。生育期間中の天候に恵まれて収穫量が多く販売量が増えたものの、販売単価が前年産を下回ったためだ。

(2008.07.16)