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需要取り込んだ"食べるスープ"

 総合マーケティングビジネスの(株)富士経済は「09年食品マーケティング便覧」をまとめたと11月中旬発表した。

 これによると、アルコール飲料市場の縮小が続いて08年見込みは前年比98%弱の3兆8431億円となり、09年度も1%縮小すると予測した。また好調だった焼酎乙類も事故米事件の影響で08年度は前年比2%減が見込まれるとした。
 一方、菓子などの08年市場は成長を見込み、菓子は約2%増の1兆2101億円、スナック菓子は4%増の2594億円、スープ類は約6%増の1575億円となるが、09年は伸びが鈍化すると予測した。
 菓子では半生ケーキやグミキャンデーなどが実績を伸ばしている。小麦粉などの高騰でビスケット、クッキー、クラッカーなどでは値上げ、または減量をした商品が相次いでいる。
 スープ類では07年に“食べるスープ”でさまざまな具材が登場して需要を取り込んだが、08年もこの傾向が続き「中高生の塾前食」「女性」「健康」などがキーワードになっている。

(2008.11.28)