▽全国出荷団体▽年間の玄米仕入れ数量が5000t以上の道県出荷団体等▽年間の直接販売数量が5000t以上の出荷業者と、卸売業者等との間の主食用の相対取引契約の1等米の加重平均価格(運賃、包装代、税込み)を算出した。調査対象とした銘柄は、19年産でコメ価格センターに上場があり、月1000t以上の取引があった産地品種銘柄。
これによると、9月は36産地品種銘柄のうち27銘柄が19年産9月より1〜7%上昇し、7銘柄が同値、2銘柄が前年以下だった。
10月は46産地品種銘柄のうち39銘柄が19年産10月より1〜8%上昇し、5銘柄が同値、2銘柄が前年以下だった。出回り最盛期に大半の銘柄が前年産価格を上回ったことで、20年産価格が昨年を上回っていることが実証された。
秋田あきたこまち(1万5370円)、福島浜通りコシヒカリ(1万5485円)、同中通りコシヒカリ、新潟岩船コシヒカリ(1万7936円)、同佐渡・一般コシヒカリ、佐賀夢しずく(1万5270円)など15産地品種銘柄が前年比5%以上上昇した。