作況が102で、新米の本格的な出回りを受けたものとみられる。しかし、19年産米の11月価格に比べ、卸価格は全産地品種が9.4〜2.1%高かった。小売価格は3産地品種を除き6.7〜0.5%高かった。
11月の卸売価格は調査した21産地品種のうち前月より値上がりしたのが11、横ばいが3,値下がりしたのが7産地品種だった。しかし、上げ幅は最も大きい福井コシヒカリ(精米10kg包装・税込み3641円)、島根コシヒカリ(同3668円)がともに1.2%高のほかは1%未満だった。また下げ幅は宮城ササニシキ(同3603円)が1.2%安のほかはいずれも1%未満だった。
小売価格(調査対象の産地品種は、卸売価格と同じ)は、前月より値上がりしたのが12、横ばいが3、値下がりしたのが6産地品種だった。
もち精米は1kg包装・税込み全国平均で卸売価格が前月比21円(5.3%)高の417円、小売価格が17円(3.2%)高の548円だった。19年産11月に比べ、卸売価格は8.9%、小売価格は5.0%高かった。