林野庁は4月15日、2008年の木材輸入実績結果を発表した。
1年間の木材輸入額は約1兆1600億円で前年比83%と減少した。輸入額上位10か国のうちオーストラリアとチリだけが前年を上回ったが、他国は大きく下回る結果となった。
内訳は、丸太・製材が輸入量・金額とも前年と比べて大きく低下した。丸太の輸入量・金額は前年比69%で、昨年輸入量全体の45%を占めていた北洋材が、前年比46%となったことが大きな要因。
合板、集成材も数量・金額ともに減少した。木材チップについては、チリ・ベトナムからの輸入量が約20%増加したことで、木材輸入全体が減少している中、双方ともに増加した。