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20年産大豆、平均落札価格7672円/60kg

4月20日に開かれた大豆情報委員会によると、20年産大豆の全農・全集連の集荷計画数量は19万3785tで19年産にくらべて11%増加する見込みとなっている。

 3月末現在の販売状況は2万7808tで昨年の約44%となっている。販売方法は入札が35%、相対取引が10%、契約栽培が56%となっている。
 入札は3月末までに8回実施。4万2558tが上場され落札数量は9649t。落札率は23%だった。平均落札価格は60kgあたり7672円で前年同月比99.7%となった。
 総務省の家計調査による平成20年の大豆加工品の消費動向は「豆腐」の購入数量は前年比1.2%減、支出金額は同2.3%減で「納豆」の支出金額は同3.2%減となっている。食料費全体は前年比0.4%増と下げ止まっているが、納豆と豆腐の支出金額は減少した。
 大豆情報委員会では不況の影響による買い付けの減少が目立つとみている。また納豆はスーパーでの価格競争のターゲットにされている可能性があり、スーパーの商戦にも目を向ける必要があるとしている。20年度の販売計画は現在最終調整の段階。在庫調整の進み具合を見て決定していきたいとしている。

(2009.04.23)