平成20年の野菜生産は春野菜がほぼ前年並み、夏秋野菜が1%増加したなどの調査結果を5月14日農水省が発表した。
春野菜の作付面積は3万7100ha、収穫量は200万1000tで、ともに前年並みだった。
夏冬野菜は作付が7万100haで、夏ダイコンなどが減ったことから前年産に比べ1%減少した。収穫量は241万9000tでキャベツなどが生育期間を通して比較的天候に恵まれたことから1%増えた。
主な野菜の動向は春野菜のキャベツが愛知県で、他の野菜からの転換があって作付が1%増加した。収穫量は天候に恵まれて4%増加した。収穫量の上位3県は千葉(16%)、神奈川、愛知の順。
夏秋キャベツは他作物からの転換で作付が2%、収穫量は5%も増加した。上位は群馬(48%)、長野、北海道の順。
ほかに収穫量が減った野菜は冬春の▽キュウリ▽ナス▽トマト▽ピーマン。夏の▽ダイコン▽ハクサイ▽夏秋キュウリも減った。
一方、春レタスは8%、夏ネギは4%、夏秋ピーマンは3%と増加が目立った。