コメを主食とした食事は1週間に何回かを聞いたところ、主婦・単身女性とも昨年1月の調査よりも回数が減少。とくに朝ご飯での減少が目立った。
要因では一週間を通じて朝食にコメを1回も食べなかった人が増加。また単身女性ではパン類の回数が増えており▽料理・炊飯が面倒になった▽時間がなくなった、との回答が多くなっている。
主婦層では「朝はバナナダイエットを始めたから」が相当数いて、これがご飯食の減少や欠食につながっている可能性がある、と分析している。
家庭で炊いたご飯を食べる量の変化は主婦層で「増えた」が「減った」を上回ったが、昨年8月まで1年間の変化と比べると「増えた」が半減し、増減差が縮まっている。
これを女性層のご飯食減少と合わせ考えると、08年前半と比べて“コメ回帰”の勢いは弱くなっているものと考えられるーとした。 しかし「家庭で炊くご飯を食べる量を増やしたい」との回答は29%強で昨年調査の3倍近くとなり、とくに単身者層で急増した。
理由は「内食を増やしたいから」が59%で「おコメが好きになった/おいしいから」は16%にとどまった。