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大豆の生産費増加 物財費高騰などで  農水省統計

 平成20年産大豆の10a当たり生産費(全参入)は、物財費の値上がりなどから前年に比べ6・2%増加して6万5002円になったと農水省は11日発表した。

 世帯による農業経営体のうち大豆を10a以上作付け、販売した個別経営体を対象に調査した統計。
 60kg当たりでは前年比1・6%増加し、1万9803円となった。
 物財費は原油価格の上昇で肥料費と光熱動力費が増加したことや収量の増加などにともない賃借料と料金が増加したことなどにより12%増加した。
 労働費は天候に恵まれ、ほ場の状態が良かったことから乾燥などの労働時間減少や、1経営体当たり作付け面積の増加にともなうスケールメリットなどから1・5%減少した。 60kg当たり生産費の増加は、10a当たりの収量は増加したものの物財費が増加したことなどによる。
 10a当たり全算入生産費は、12年産からずっと下がり続けたが、19年産からは上昇に転じた。

大豆生産費主要費目の構成割合

(2009.08.13)