調査は全国の20〜60歳の男女2000人と、全国の食品関係企業6873社が対象。製造業1735社、小売業272社の計2786社から回答を得た。
消費者のPB商品に対する意識は、節約志向の高まりを受けて調査した全14品目で「1年前に比べて増えた」が「減った」よりも多かった。
消費者がPB商品に求めることは「価格の安さ」が75%、次に「安全性」56%、「おいしさ」39%だった。通常のメーカー品に対して求める「安全性」と「おいしさ」も、同程度の割合だった。また、PB商品に対して7割が「安い」イメージである一方、「おいしさ」「安全性」は通常メーカー品と「変わらない」という意見が7割あった。
消費者はPB商品に、通常メーカー品と同等の品質で低価格なものを求めている結果が出た。
食品関連企業では、製造業全体の3割以上が「扱いを増やしたい」「今後、扱ってみたい」と回答。小売業ではスーパー・コンビニ・生協で5割以上が「増やしたい」と回答した。