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ファストフード業態は回復  7月の外食市場

 7月度の売上げは前年同月比約98%で、引き続き前年を下回ったという外食産業市場調査結果を日本フードサービス協会が8月25日発表した。

 雨天日数が約半月と東京・大阪ともに昨年の倍以上だったことが影響したという。
 客数は前年並みだが、客単価が下回ったのは大手チェーン主導による低価格メニュー競争が激化していることも一因と考えられる。
 店舗数は99・9%とほぼ前年並み。
 前月に一時的な失速がみられたファストフード業態の売上高は102%と回復した。店舗数も客数も102%強の伸びだった。
 業種別ではめん類チェーンの店舗数が増えて客数も増加。売上げは114%と好調。
 ファミリーレストラン業態の売上げは前年を下回った。業種別では中華チェーンが客数を伸ばしているものの客単価が下がって売上げも落ちた。
 一方、売上げも客数も伸ばした会員社は「店舗での手作りにこだわってきた結果だと受けとめている」とのことだ。
 パブ・居酒屋業態では居酒屋チェーンの客数が96%弱ととりわけ下回った。比較的低価格の魚料理が主体の会員社は「天候不順と低価格競争の激化が影響している」とのコメントを寄せている。

6月の外食産業市場動向

(2009.08.28)