冷凍食品を週に2〜3回以上利用する人は44%強となり、昨年1月の事件以前並みに回復した。平均利用回数は週2回。中国産を忌避する意識がやや低下したかたちだ。
調査は8月中旬、冷凍食品を月1回以上利用している全国の25歳以上の既婚女性500人に聞いた。
冷凍食品を買う時に重視するのは▽原材料産地の表示▽信頼できるメーカー▽製造工場が国内▽原料が国産ーーがいずれも8割台を占めた。ただ「価格の安さ」を重視する(67%)傾向も若い世代を中心にやや強まっている。
食について一番信頼できるのは“自分の確認”(77%)、次いで生産者。メディアや行政への信頼は低い。
「食の不安」では、農薬に対する不安が85%でトップ。次いで▽食品偽装▽魚介類の水銀汚染▽BSEなどの順。
また冷凍食品は依然として弁当のおかずに使われることが多いが、家庭内の食事の一部としてもかなり浸透してきている。