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高性能機増え在来型は減る 林業機械の保有台数調査

 林野庁は森林組合や会社、地方公共団体が保有する林業機械の保有台数を調査し、3月3日結果を発表した。

 林業機械の普及に役立てるため毎年調査しており、20年度末は高性能機械の保有台数が前年度より約328台増加して3802となった。機種別ではプロセッサが全体の約3分の1の1144台で最も大きな割合を占めた。
 反対に在来型の林業機械は前年度より減少して、刈払機が約26万台、チェーンソーが約22万台となった。
 高性能機械7機種のうちの稼働率は、保有台数の多い機種が総じて高く、スイングヤーダが59%、プロセッサが58%。
 高性能機械の所有者別では会社所有の比率が最も高く46%弱、次いで森林組合の30%強で以上合計76%。個人所有は9%強。
 都道府県別の高性能機械所有台数は(1)宮崎(2)高知(3)熊本(4)岩手(5)長野の順。
 【プロセッサ】林道などに集めた材の枝払いから寸法通りの丸太切り、集積までを一貫して行う自走式造材機で最も普及している高性能機械。【スイングヤーダ】簡易な移動式 タワー付き集材機。

(2010.03.09)