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ファストフードのみ売上げ好調  2月の外食産業市場

 日本フードサービス協会は3月25日、2月の外食産業市場動向の調査結果を発表した。

 全体の売上げは前年同月比99.9%と前年並みの結果となった。客単価が98.5%で前年を下回ったが、客数が1.5%増えたことでカバーできた。店舗数も100.2%と前年よりやや増えた。
 唯一売上げが好調だったのはファストフード(FF)業態で、前年同月比を2.2ポイント上回った。店舗数は前年より+1.5%、客数も+2.3%でともに伸張した。中でも業態を牽引しているのがハンバーガーなどの洋食チェーン。新商品やキャンペーンによる効果で客数は+2.7%、客単価は+1.5%となり売上げは4.2%増加した。麺類の売上げも+16%で好調だった。しかし和食FFや回転寿司などは前年を下回る結果となった。
 ファミリーレストランは客数は増加(+1.8%)したものの、売上げは98.2%で前年を下回った。しかし洋食と中華チェーンの売上げは増加した。
 パブ・居酒屋、ディナーレストラン、喫茶業態はすべてで前年を下回る結果だった。

(2010.03.29)