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冷凍食品の生産・消費量 落ち込み拡大

 日本冷凍食品協会は昨年1月〜12月までの冷凍食品の生産・消費について調査し、ここ3年間減少傾向にある生産・消費量ともに前年をさらに下回る結果だったと4月14日、発表した。

冷凍食品の国内生産及び消費
 昨年1月〜12月までの冷凍食品の国内生産量は前年比マイナス94.9%の139万6035t、生産金額は同マイナス95.5%の6365億円だった。数量は3年連続の減少で、減少率は前年より増加。昨年までの2年間、ほぼ横ばいだった金額も減少した。
 また業務用、家庭用別に見ると業務用は数量・金額ともに2年連続の減少、家庭用は3年連続の減少でいずれも前年比を下回った。
 品目別では水産物が前年比+4.1%と唯一増加。そのなかで最も好調だったのが「かに類」で数量は前年比254.7%、金額は+39.8%も伸長した。
 国民1人あたりの年間消費量(※)は前年比95.5%の18.5?で3年連続の減少となった。

(※)消費量については生産量と冷凍野菜輸入量、同協会が輸入品を扱っていると推察した会員企業28社を対象にした輸入量を総人口で割りだしたもの。

(2010.04.16)