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全国の主要21銘柄すべてが前年比安 価格下落続く  21年産米4月の価格調査

 農水省は5月25日、21年産米の4月の卸・小売価格の調査結果を発表した。

 調査した全国の主要21銘柄は、卸売価格で全21銘柄、小売価格で18銘柄が前年同月よりも安く、生産者にとって厳しい状況が続いている。
 卸売価格は、全銘柄とも前月比で▲41円〜+20円と小幅な値動きだったが、前年同月比ではほとんどが50円以上値下がりし、7銘柄で100円以上値下がりした。昨年同月に比べて最も値を下げたのは新潟コシヒカリ(魚沼)▲205円で5536円、次いで茨城コシヒカリ▲150円で3446円だった。
 小売価格は、前月比では▲166円〜+103円と大きく動いた銘柄もあったが、前年同月比ではほとんどが大きく値を下げた。最も値を下げたのは滋賀コシヒカリ▲305円で3963円、次いで福井ハナエチゼン▲294円で3815円など200円以上値下がりした5銘柄を含む13銘柄が100円以上値を下げた。前年同月より値が上がったのは、岩手ひとめぼれ▲52円で4216円など3銘柄のみだった。
 もち精米も卸売価格で前年同月比▲4円で420円、小売価格が▲5円で550円、ブレンド精米の全アイテム平均価格も卸売価格が同▲33円で3162円、小売価格が▲39円で3632円と値を下げている。

 価格はすべて包装・消費税込み10kgあたり、もち精米は同1kgあたり

(2010.05.26)