羽数は6億3408万羽、処理重量は182万6066tで、前年に比べそれぞれ0・7%と2・2%増加した。肉用若鶏の処理は近年、増加傾向で推移している。
採卵鶏または種鶏を廃用した廃鶏の処理羽数は約9200万羽、処理重量は15万9000tで、前年に比べそれぞれ0・5 %、2・6%減少した。
地鶏などその他の肉用鶏は処理羽数約900万羽、重量2万8000tで前年比5・4%、3・4%減少した。
また肉用若鶏の出荷羽数は6億3400万羽で、都道府県別に出荷割合をみると、宮崎県が約19%と最高。これに鹿児島県、岩手県を合わせた上位3県で出荷羽数の約5割を占める。
廃鶏の出荷割合は千葉、茨城両県が共に7%強。次いで鹿児島県、愛知県と続く。
その他肉用鶏の出荷羽数は約900万羽。割合は徳島県が約23%と最も高い。次いで兵庫県、福島県、愛知県、秋田県。この上位5県で約5割を占める。
なお主な地鶏と銘柄鶏は▽徳島=阿波尾鶏▽兵庫=丹波地どり▽福島=伊達鶏▽愛知=名古屋コーチン▽秋田=比内地鶏▽福岡=博多地鶏▽宮崎=みやざき地頭鶏。
【注】出荷羽数とは1年間に食鳥処理場へ出荷された羽数。