【野菜】
野菜の卸売数量は前年に比べ1%減少した。これはバレイショ、タマネギの入荷量が減少したことなどによる。
卸売価額は2兆998億円で前年比2%減少した。これはニンジン、ネギ、キュウリの価額減少などによる。
野菜の卸売価額を品目別の構成比でみると、トマト、キュウリがそれぞれ7%と最も高く、次いでキャベツが6%となっている。
輸入野菜は、主要都市の卸売市場における卸売数量が21万6000tで前年比4%増加した。タマネギとカボチャの入荷量が増加したことなどによる。
卸売価額は466億円で前年比8%の減少。カボチャ、ショウガ、ブロッコリーの価額が減少したことなどによる。
【果実】
卸売数量は436万tで前年並み。ミカン、スイカの入荷量が減少したものの、バナナとリンゴが増加した。
卸売価額は1兆562億円で前年比6%の減少。ミカン、イチゴ、リンゴをはじめ、ほとんどの品目で価額が減少した。
国産果実の卸売数量は332万tで前年比2%減少。ミカン、スイカ、イチゴの入荷量が減少した。卸売価額は8806億円で6%減少。
構成比はイチゴが17%、ミカンとリンゴがそれぞれ15%となっており、3品目で全体の約5割を占めている。
輸入果実は卸売数量が104万tで前年比6%増加。グレープフルーツ、オレンジ、レモンの入荷量は減少したもののバナナ、キウイフルーツが増加した。卸売価額は1756億円で前年比2%減少。レモンとグレープフルーツが減少したことなどによる。
構成比はバナナが52%、次いでグレープフルーツ、キウイフルーツがそれぞれ9%となっている。
【注】卸売価額とは青果物卸売市場における取扱金額。消費税を含む。