農水省は平成21年産の個別経営による小麦生産費の調査結果を7月9日、発表した。
10aあたりの全算入生産費(資本利子・地代全額算入生産費)は前年より1.8%少ない6万267円だった。物財費が増えたものの労働費が減少したことが要因。これによって60kgあたりの全算入生産費は前年比24.8%増の1万49円となった。 生産費のうち賃借料・料金、労働費が収量の減少などによって前年より少なくなっている。一方、肥料費は価格の値上げにより前年比23.7%増の1万803円で物財費の増加につながった。
(2010.07.13)