米粉が食品に利用されていることについては、8割ほどが「知っている」と答え、知名度は高かった。20代は68%だが60代では84%と、年代とともに知名度が上がった。
利用されている食品については、「パン」が9割以上と高かった一方、「うどん」4割、「ラーメン」2割など、めん類にも利用されていることはあまり知られていなかった。
味については、男女で大きく差が出た。
実際に食べたことがある6割ほどの人に味の感想を尋ねたところ、「おいしい」が58%で、「おいしくない」7%を大きく上回った。しかし、女性では7割ほどが「おいしい」と答えた一方、男性では「おいしい」は4割ほどで「変わらない」という意見よりも少なく、比較的女性に好まれているという結果が出た。
今後、米粉食品を食べたいかという質問には5割以上が「食べたい」と答え、米粉食品へのニーズは高いことがわかった反面、「どちらでもない」が4割あり、わざわざ米粉を選んで買おうとは思わないという意見も多かった。米粉食品の利用拡大のために必要なことについては、「食品数を増やす」「値段を下げる」「米粉を利用していること明示する」などの意見があった。
この結果について、「今後も食べたいという人が5割以上あり、予想以上にニーズが高かった。食品の開発や販売の工夫で、消費を拡大する余地は多い」(公庫)と分析した。
アンケートは6月上旬、インターネットで全国の20代から60代まで2000人を対象に行った。