21年度の世帯食の食品ロス率は調査した680世帯平均で3.7%となた(前回行った19年の調査結果では1000世帯平均で3.8%)。世帯員の構成別にみると単身世帯が4.8%ともっとも高く、2人世帯は4.2%、3人以上世帯は3.4%となっている。
食事管理者の年齢階層別にみると49歳までの階層では3.2〜3.3%だが、59歳まででは3.9%、60歳以上では4.2%と年齢階層が上がるごとにロス率も高くなることがわかった。
ロス率の1番の要因は調理時に不可食部分を除去する際の過剰除去(2.0%)。食品別にみたロス率の上位3分野は果実類(8.9%)、野菜類(8.7%)、魚介類(5.9%)で、過剰除去が顕著な要因となっている。
過剰除去の次に多いロス要因は「食べ残し」(1.0%)で、その理由として「量が多かったため」との回答が7割を超えている。