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外食市場伸び悩み 餃子やたい焼きは伸びるが......  富士経済

 2010年の外食市場は前年比0.6%減の32兆3542億円になる見込みと調査会社の富士経済が10月13日発表した。

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 4〜7月に同社が14分野130の外食市場を調査した結果、09年の市場規模は前年比1.8%減の32兆5602億円となった。景気低迷の中で市場が拡大したのはファストフード分野だけ。あとはすべて減少した。
 10年も引き続き市場は全体として縮小すると見込んだ。拡大が予測されるのは130市場のうち50市場だけ。
 その中で売上高成長率トップは50%が見込まれる均一価格型居酒屋で上位企業は10年も店舗数を増やし、2ケタ成長を続けている。
 2位は37%成長のクイックパスタ店で、ここでも上位が店舗数を拡大している。3位は“たい焼きブーム”で09年に出店が急増したたい焼き専門店が10年も大手チェーンを中心に出店を増やしている。
 分野別に見ると、10年はテイクアウトと給食もわずかに前年を上回る見込み。不況に対応した安値のテイクアウト弁当や、また高齢者福祉施設の増加にともなう給食の拡大などによる。
 09年にただ1つ拡大したファストフード分野では「餃子の王将」が手作りや値ごろ感で大きく成長。また上位の多くが店舗数を増やした。一方、立ち食い・セルフ式そばうどん店も「丸亀製麺」(トリドール)が120店という大量出店をしたことが大きなプラス要因となった。

(2010.10.18)