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小売価格16銘柄が前年比下回る  21年産米9月の価格調査

 農水省は21年産米の9月の卸・小売価格の調査結果を10月26日、発表した。

 調査対象は全国の主要20銘柄。卸売価格は10銘柄で前月より安く、特に北海道ななつぼしは▲153円の3030円と3桁も値下がりした。
 前年同月比から値下がりしたのは16銘柄。前月よりは高くなったが新潟コシヒカリ(魚沼)と茨城コシヒカリは下落幅が200円代となっている。
 小売価格は前月比で11銘柄、前年同月比では16銘柄が値下がりした。もっとも値を下げたのは山形はえぬきで、前月比▲174円、前年同月比▲410円だった。一方▽茨城コシヒカリ、▽福井コシヒカリ、▽滋賀コシヒカリの3銘柄は前月・前年比ともに値上がりした。
 もち精米の卸売価格は前月と変わらず418円で、小売価格は▲15円の544円だった。
 ブレンド精米の全アイテム平均価格は卸売価格が前月比▲37円で3114円、小売価格は▲42円で3557円となった。
(※価格はすべて包装・消費税込み10kgあたり、もち精米は同1kgあたり)

(2010.10.27)