価格の低下などからコメ、野菜、果実、豚などの産出額が減少したことによる。しかし乳用牛の産出額は乳価の引き上げで増加した。
主要部門の産出額は畜産計が2兆5096億円で、総産出額に占める割合は31%、次いで野菜は2兆331億円で25%、コメは1兆7950円で22%となっている。
耕種部門の産出額は5兆4848億円(68%)で前年に比べ6%減少した。うちコメの減少率は6%、野菜は4%で、ともに生産量が減少し、価格も低下したことによる。
ミカンなどの価格が低下した果実は産出額が6751億円、また生産量も価格も低落した花きは3330億円で、ともに前年比9%の落ち込みとなった。
また畜産部門全体では前年比3%の減少となったが、うち乳用牛だけは産出額8041億円で前年比8%の増加となった。
前年比では生産量も価格も低下した肉用牛が4%、生産量は増えたものの値下がりした豚が12%と減少した。鶏も鶏卵の値下がりで6%減少した。