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有機マークの認知度広がる 政策金融公庫の消費者動向調査

 食品を買う時に、その安全性を有機JASマークなどで判断している人が増えているーということが日本政策金融公庫農林水産事業の消費者動向調査でわかった。

 同公庫は昨年12月に全国の20〜70歳代の2000人からインターネット調査をし、2月9日にまとめた。
 食品を買う時に重視する表示では「加工年月日や消費期限」が前回調査に続いてのトップ。次いで「原産国や産地」との回答が過半を占め、これらの表示は前回調査でも最大の関心事であり、消費者の購入時の判断モノサシは定着しつつあるとの分析だ。
 前回調査は平成19年夏で、食品メーカーの品質表示基準の規定違反や食肉偽装事件、中国食品の安全問題などの最中だった。
 安全性の判断基準では「有機JASやHACCPなどの認証マーク」が、生鮮食品で前回の約9%から今回の約14%へ、加工食品で約8%から13%へと増加した。
 また食品の生産や流通の履歴を確認できるトレーサビリティ・システムについては約5割の消費者が認知していた。

(2011.02.14)