全国の4麦(小麦、二条大麦、六条大麦、裸麦)の収穫量は73万2100tで前年比12万1200t(14%)の減少。このうち小麦と二条大麦の収穫量は過去5年間でもっとも少なかった。
小麦の収穫量は前年より10万2900t少ない57万1300tで、一等比率は全国で55.4%となり平成18年産の77.4%から年々低下している。
二条大麦の収穫量は前年比1万1500t減の10万4300t。作付面積は前年より2%増えたが九州地域を中心に生育期間の降雨、春先の低温・日照不足の影響で10a当たり収量が前年産を下回ったことが要因としている。
六条大麦の収穫量は4万4800tで、作付面積と10a当たり収量が前年産を下回ったため前年より7400t減少した。
裸麦の収穫量は1万1800tで、10a当たり収量が前年より3%減少したものの作付面積が370ha増加したことにより前年より600t増えた。