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日本ナシとブドウの収穫量減少  農水省統計

 農水省は平成22年産日本ナシ、ブドウの収穫量が前年より減少したと3月18日発表した。

【日本ナシ】
 収穫量は25万8700tで前年に比べて5万9200t(19%)減少した。開花期の天候不順などで結果数が減少したことから10a当たり収量が前年より17%少ない1860kgだったことなどが影響した。出荷量は前年より5万3900t(18%)少ない23万8800tだった。
 結果樹面積は生産者の高齢化による廃園などで前年より300ha(2%)少ない1万3900haとなった。
 平成13年産からの10年間で収穫量をはじめ、すべてでもっとも低い数値となった。
 収穫量の都道府県別割合は千葉県、茨城県、福島県、栃木県で全国の4割を占めている。

【ブドウ】
 収穫量は18万4800tで前年より1万7400t(9%)少なく、果実肥大期の天候不順による肥大の抑制などで10a当たり収量が前年より減少したことが要因。出荷量は前年比1万6300t(9%)減の16万8500tとなった。
 結果樹面積は高齢化による廃園などによって前年比300ha(2%)減の1万8000haとなった。
 ブドウも平成13年産から収穫量をはじめとするすべてでもっとも低い数値となった。
 都道府県別での収穫量割合のトップは山梨県の24%で、長野県、山形県の3県で約5割を占めている。

(2011.03.23)