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冷凍食品の消費量増加4年ぶり

 日本冷凍食品協会は平成22年度の冷凍食品の生産・消費についての調査結果を4月13日に発表した。

 冷凍食品の国内生産量は139万9703t(前年比100.3%)、金額(工場出荷金額)は6317億円(同99.2%)となった。

◆家庭用生産が増加

 業務用では数量が85万9342tで前年比96.9%、金額は3737億円で同94.4%となり3年連続で減少した。過去最大だった平成9年の生産数量と比べると20.7%減った。
 家庭用数量は54万361tで前年比106.1%と4年ぶりに増加し、金額も2579億円(同107.2%)で過去最大となった。
 品目別で前年から増加したのは国内生産の8割以上を占める「調理食品」(0.9%増)や「菓子類」(3.2%増)で、減少したのは「水産物」(5.5%減)、「農産物」(3.7%減)、「畜産物」(30.7%減)。
 増加量がもっとも伸びたのは「たこ焼・お好み焼き」(9599t)で、増加率がもっとも高かったのは「パン・パン生地」(49.5%)だった。

◆一人当たりの消費量3.7%増

 消費量は国内生産量である139万9703tに冷凍野菜輸入量(82万9406t・前年比109.0%)、調理冷凍食品輸入量(22万7618t・同112.8%)を合わせた245万6727tで前年より4.1%増えた。これを総人口で割った国民一人当たりの年間消費量は前年比103.7%の19.2kgとなった。前年比で増加したのは4年ぶり。

(同協会会員のみを対象とする)

(2011.04.19)