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西洋ナシとカキの収穫量減、クリは増加  農水省統計

 農水省は平成22年産西洋ナシ、カキ、クリの収穫量などを4月20日、発表した。

【西洋ナシ】
 収穫量は2万6200t、出荷量は2万3200tで前年よりそれぞれ7400t(22%)、6400t(22%)減少した。
 10a当たり収量は前年より20%低い1600kgで、高温・少雨により果実肥大が抑制されたことなどが要因。
 結果樹面積は生産者の高齢化による廃園などの進行で前年比40ha(2%)減の1640haとなった。
 収穫量がもっとも多い都道府県は山形県で、全体の約7割を占めている。

【カキ】
 収穫量は18万9400t、出荷量は15万5100tで前年よりそれぞれ6万8600t(27%)、5万7000t(27%)減った。
 収穫量割合の多くを占める和歌山、奈良、福岡県などで開花期の天候不順が影響し、10a当たり収量は前年を26%下回る846kgとなった。
 結果樹面積も前年比300ha(1%)減の2万2400haとなった。

【クリ】
 収穫量は2万3500t、出荷量は1万7100tで前年よりそれぞれ1800t(8%)、1500t(10%)増えた。
 結果樹面積は生産者の高齢化によって前年から400ha(2%)減少して2万1700haとなったが、10a当たり収量は収穫量1位の茨城と2位の熊本で開花期の天候に恵まれたため前年比10%増の108kgとなった。

(2011.04.25)