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【データで見る小売業界・CVS編】 売上高は6カ月連続でプラスに  日本フランチャイズチェーン協会

 日本フランチャイズチェーン協会(JFA)は、5月20日に4月度のコンビニエンスストア(CVS)統計調査月報を発表した。調査対象は、JFA正会員CVS本部10社。

4月度のコンビニエンスストア統計調査月報 これによると、既存店売上高は6044億円(図の棒グラフ)、前年同月比+1.6%と「6カ月連続のプラスとなったが、僅かな伸びにとどまった」。既存店の来店客数は10億5554万人(同+0.2%)、平均客単価は572.6円で同+1.4%と、5カ月連続のプラスとなった(前年同月比は、いずれも図の折れ線グラフ)。
 全店売上高は6564億8700万円(図の棒グラフ)で、前年同月より3.3%増となり、6カ月連続でプラスとなっている。店舗数は4万3492店で同1.5%増。全店の来店客数も11億3394万人で同1.5%増。平均客単価も569.1円で前年同月より1.7%増加している。
 JFAによれば、東日本大震災の発生で、3月は非食品売上()の大幅なプラス(前年同月比+13.2%)がみられたが、それも収まり、「震災、節電等によるイベント等の自粛により、サービス売上が2カ月連続でマイナスとなった」という。
 そうしたなか、米飯類(寿司・弁当・おにぎりなど)、パン、惣菜などの「日配食品」は、前年同月比3.3%のプラスとなっている。商品構成に占める割合は33.8%(3月は31.4%)となっている。

JFAの商品構成表によれば
▽「日配食品」:米飯類(寿司、弁当、おにぎり等)、パン、 調理パン、惣菜、漬物、野菜、青果、水物(豆腐等)、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナー、ベーコン等)、牛乳、乳飲料、乳製品(バター、チーズ等)、練物(ちくわ、かまぼこ等)、生菓子(ケーキなどの和洋菓子)、サラダ、デザート類(プリン、ゼリー、ヨーグルト等)等
▽「加工食品」:菓子類(生菓子を除く)、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、アルコール飲料(日本酒、ウイスキー、ワイン等)、調味料(味噌、しょう油、うま味調味料、ソース等)、嗜好品(コーヒー、お茶等)、食塩、砂糖、食用油、米穀、乾物、各種の缶・瓶詰類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品、焼きのり等
▽「非食品」:雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文房具、ブラシ、玩具、雑貨、たばこ、ペットフード、乾電池、テープ、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、人形、サングラス、履物、園芸用品、ゲームソフト、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、陶磁器・ガラス器、金物、紙製品、フィルム、切手、はがき、収入印紙、装身具等
▽「サービス」:コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、ギフト券、乗車券、各種チケット、テレフォンカード、宝くじ、D.P.E、レンタル、航空券、宿泊券、クリーニング等

(2011.05.24)