それによると5月の売上高は約4820億円(棒グラフ)で、前年同月比は▲2.4%(折れグラフ)と3カ月連続のマイナスとなった。
このうち「生鮮食品」は約276億円で同▲1.2%と7カ月連続のマイナス、「惣菜」は277億円で同1.0%と7カ月ぶりのプラス(いずれも折れ線グラフ)となっている。
5月は震災による自粛ムードが薄れ、消費マインドの回復傾向が見られたが、一部高額消費に対する慎重姿勢が残っていたこと、異例に早い梅雨入りや月末の台風接近など天候不順が続き集客に影響したこと、昨年より土曜日が1日少なかったことから、前年実績を若干下回る結果になったと協会では分析している。
地域別に見ると、震災後の復興消費の拡大(被災した生活材の買い替え需要など)で東北地区が前年同月比6.2%と大幅な伸びを示した。また、大規模増床や新規出店のあった大阪と福岡では百貨店への注目度が上がり活況(全店ベースで大阪が7.7%、福岡が11.6%)を呈した。
また翌月(6月)の売上見通しについて、増加する19店、変化なし74店、減少する31店、不明50店と回答している。