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青果物の卸売数量9%減少  農水省統計

 農水省は平成22年青果物卸売市場の調査結果を7月6日に発表した。

【野菜】
 卸売市場での野菜の卸売数量は1054万t。キャベツやタマネギの入荷量が減少したことで前年比6%減となった。
 卸売価額は2兆2554億円。キャベツ、レタス、タマネギが前年より高くなったことで前年比7%増となった。
 価額構成を品目別にみるとトマトが7%を占め、キュウリ、キャベツ、タマネギがそれぞれ6%となっている。
 輸入野菜の卸売数量は25万8000tで、前年を19%上回った。タマネギの入荷量が前年より2倍以上増えたことが要因。
 卸売価額は前年比20%増の560億円となった。

平成22年青果物卸売市場の調査結果

【果実】
 卸売数量は395万t。リンゴ、ミカン、カキの入荷量の減少で前年より9%減った。
 卸売価額はミカン、日本ナシの増加で前年比1%増の1兆717億円。
 国産果実の卸売数量は前年比13%減の290万tでリンゴ、ミカン、カキの入荷量の減少が要因。
 卸売価額は9061億円でミカン、日本ナシ、スイカ、イチゴの増加によって前年より3%増えた。構成はイチゴが17%でトップを占め、次いでミカン16%、リンゴ14%となっている。
 輸入果実の卸売数量は105万tで、オレンジ、キウイフルーツの増加で前年より1%増えた。
 卸売価額は1657億円。バナナの減少が影響し前年より6%落ち込んだ。構成比ではバナナが45%と圧倒的に多い。

平成22年青果物卸売市場の調査結果

(2011.07.11)