これによると8月の全店ベース売上高は、8002億円(前年同月比+9.1%)だった。8月上旬は各地とも暑い時期と涼しい時期があったが、中旬から下旬にかけては前線の影響で高温の日がほとんどなく、アイスクリームやソフトドリンクが低調だったため、既存店ベースでは7364億円・同+7.9%と10カ月連続のプラスだったが、7月の伸びを下回った。
来店客数は12億1277万人とほぼ横ばい(同+0.04%)だったが既存店ベースの客単価が607.2円(同+7.9%)と9カ月連続でのプラスになったことも売上確保につながったといえる。
米飯類やパン、調理麺などの日配食品は対前年同月比+5.5%と伸びているが、ソフトドリンクやアイスクリーム、菓子類などの加工食品は▲2.6%と前年水準を割り込んでいる。一方で、5月以降たばこや雑誌などの非食品が大きく伸びているが、8月も同+23.5%と依然として大きな伸びを見せていることもCVSの大きな特徴といえる。
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