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農業・食料産業の生産額95.7兆円 平成21年度

 農林水産省は10月25日、平成21年度の農業・食料関連 産業の国内生産額を公表した。20年度の99兆997億円から3.5%減少し、95兆6588億円となった。

 「国内生産額」は生産された財やサービスを生産者が出荷した時点の価格で算出したもの。部門別では、農業が9兆4974億円、食品産業など関連製造業が37兆1089億円、関連流通業が24兆1725億円、飲食店が20兆8549億円となった。
 合わせて約95.7兆円は国内の全経済活動の10.9%を占める。
 農業生産額9兆4974億円は前年度より3.2%の減。品目別では米の生産額は1兆8670億円となった。生産量の減少などで前年度より5.5%の減。野菜は2兆993億円で、キュウリ、ニンジンの価格下落で前年度より0.8%の減。果実は7262億円で、ミカンの価格下落などで前年度より6.1%の減。
 酪農は生乳価格の上昇で前年度より3.6%増の9090億円となった。肉牛は生産量の減少で前年度より4.6%減の7207億円となった。
 国内生産額から中間投入(生産のために必要な費用)を差し引いた「国内総生産」は、43兆4000億円で、このうち農業の総生産は4兆2782億円で前年度より3.4%の減となった。

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(2011.10.28)