【ビワ】
ビワの収穫量は3240tで、前年産に比べ39%減少した。これは果実肥大期の低温の影響により長崎県などでは果実の凍死と裂傷などが発生し、千葉県などでは生育の抑制があったことなどによる。
都道府県別の収穫量は長崎がトップ。千葉、愛媛、鹿児島及び香川と続く。この5県で全国の約7割を占めている。
結果樹面積(※)は1550ha。廃園などが進み、3%減少した。
【オウトウ】
オウトウの収穫量は1万7800tで13%減少した。これは山形県で雪害による枝折れや山間地などでの開花期の天候不順によって、作柄の良かった前年産よりも結果数が減少したことなどによる。
都道府県別の収穫割合では山形県が全国の約7割を占める。
結果樹面積は4440haで前年産並み。
【ウメ】
ウメの収穫量は9万tで前年比16%減少した。和歌山県などで開花期の天候不順により結果数が減少したことなどによる。
都道府県別では、和歌山県が全国の約6割を占めている。
結果樹面積は1万6400haで前年比1%減少した。廃園などが進んだためである。
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【※】結果樹面積とは生産者が当年産の収穫を意図して結果させた栽培面積をいう。
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