特集

農協運動の仲間達が贈る第30回農協人文化賞

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農協運動の明日を拓く「英知」と「経験」をたたえる

協同組合の理念を掲げ地域で粘り強い活動を展開

 農協運動の仲間たちが贈る第30回農協人文化賞 表彰者18名の顔ぶれ

【一般文化部門特別賞】 【一般文化部門特別賞】
山口 巖 氏 吉村宗一郎 氏
前(財)蔵王酪農センター理事長
山口 巖 氏
元奈良県5農協連共通会長
吉村宗一郎 氏
【一般文化部門】 【一般文化部門】 【一般文化部門】
野瀬 慶徳 氏 岩崎 満 氏 佐野 房 氏
前JA福岡中央会
専務理事
野瀬 慶徳 氏
前JAひすい(新潟県)
代表理事組合長
岩崎  満 氏
JA田子町(青森県)
常務理事
佐野  房 氏
【一般文化部門】 【一般文化部門】 【一般文化部門】
藤原 徹 氏 本田 強 氏 山本 伸司 氏
JAいわて花巻(岩手県)
代表理事組合長
藤原  徹 氏
特定非営利活動法人
環境保全米ネットワーク 理事長
本田  強 氏
パルシステム生協連
常務執行役員・専務補佐
山本 伸司 氏
【信用事業部門】 【信用事業部門】
上村 幸男 氏 西村 博機 氏
JA菊池地域(熊本県)
代表理事組合長
上村 幸男 氏
JA三重信連
代表理事理事長
西村 博機 氏
【共済事業部門】 【共済事業部門】
小野 一郎 氏 小出 俊雄 氏
JA共済連岡山県本部
運営委員会会長
小野 一郎 氏
JA長野中央会、JA長野信連、
JA長野厚生連 前監事
JA全農長野、
JA共済連長野県本部
  前運営委員会委員
小出 俊雄 氏
【営農・経済事業部門】 【営農・経済事業部門】 【営農・経済事業部門】 【営農・経済事業部門】
北川 巖 氏 黒澤 賢治 氏 田村三千夫 氏 與座 清正 氏
JA松任(石川県)
代表理事組合長
北川  巖 氏
全国JA−IT研究会
副代表
黒澤 賢治 氏
JA三次(広島県)
アンテナショップ
生産連絡協議会会長
田村 三千夫 氏
JAおきなわ
経営管理委員会副会長
與座 清正 氏
【厚生福祉事業部門】 【厚生福祉事業部門】
上松 忍 氏 林 雅人 氏
JA岐阜厚生連
経営管理委員会会長
上松  忍 氏
JA秋田厚生連
平鹿総合病院総長
林  雅人 氏

 

「農協運動の仲間達が贈る」
農協人文化賞の創設と受賞者を讃える

農協人文化賞選考委員会委員長 今村奈良臣
農協人文化賞選考委員会委員長 今村奈良臣
農協人文化賞選考
委員会委員長
今村奈良臣

 農協人文化賞は創設以来30周年を迎えた。この賞は農業協同組合法施行30周年を記念して創設され、実に247人にのぼる農協運動のすぐれた先達を表彰してきたのであるが、創設30周年を記念して、その表彰事業のあり方を抜本的に改革し、新しいスタートを切ることとした。
 第1に「農協運動の仲間達が贈る」農協人文化賞事業へと大幅に衣替えしたことである。従来は、(社)農協協会の文化事業の一環としてこの表彰事業を行ってきたが、農協協会という組織を脱皮して「農協運動の仲間達が贈る」文化賞へと発展、飛躍し、農協運動の裾野を広げるとともに、文化賞の持つ社会的意義と農協運動の更なる発展に寄与しうるように改革したのである。
 第2に、これまでは表彰の対象を「信用」「共済」「経済」「一般文化」各部門としてきたが、これを拡充し、「信用」「共済」「営農・経済」「厚生福祉」「一般文化」の5部門(各部門若干名)へと拡充したことである。
 第3に、受賞候補者を推薦いただく皆様の範囲も従来の農協全国組織等からの推薦にとどまらず広く農協関係団体、個人など農協運動の仲間からのご推薦を頂くこととし、これまで以上に大きく裾野を広げ、まさに、「農協運動の仲間が表彰する」事業へと拡充、発展させたことである。
 第4に、農協人文化賞「推薦」委員会を、「選考」委員会に改組した。なお、(社)農協協会は、引き続きこの事業の事務局を担当し、事業の財政に責任を負うとともに、事業の独立性を確保するため、事業の会計を特別会計とし公開することとするなど「農協運動の仲間達が贈る」という改革にふさわしい自立性の高い文化賞へと発展させたことである。
 第5に、「農協運動の仲間達が贈る」という観点に立ち、毎年、農協団体等ならびに個人に浄財を募ることとし、支援を頂いた団体ならびに個人の方々の氏名および募金の総額は公表、公開することとした。
 以上、5点にわたる農協人文化賞の改革を踏まえて、去る5月27日選考委員会を開催した。選考委員会ではさきに述べたような農協人文化賞の選考、表彰規定の改正が決定されたうえで受賞者の選考が熱気の中にも慎重な審議が行なわれた。各界から推薦された方々は例年になく多数にのぼったが、この中から、選考委員会としては、30回という記念すべき年であることも深慮して、上記写真に示した18氏を受賞者として決定した。受賞者の御紹介は紙数の制約で省略せざるをえないが本紙4面以下の受賞者の所信表明を参照願いたい。
 また、30回という記念すべき年であること、来年に第25回全国農協大会が開催されることなどに鑑み、表彰式と合わせて「第30回農協人文化賞記念シンポジウム」が開催されることも決定された。受賞者を心からお祝い申し上げる。

(これまでの受賞者一覧)

(2008.07.07)