特徴武器にみかんの復活を期待2013年1月23日
お正月といえば、「こたつでみかん」というのは昔の話でしょうか。実家の居間には、テレビの前にこたつがあって、その上にはいつも山盛りのみかんが置いてありました。こたつに入ってテレビを見ていると、自然とみかんに手が伸びます。気がつくと弟と二人でひと山全部食べてしまったこともありました。爪の甘皮が黄色くなるほどでした。
お正月といえば、「こたつでみかん」というのは昔の話でしょうか。実家の居間には、テレビの前にこたつがあって、その上にはいつも山盛りのみかんが置いてありました。こたつに入ってテレビを見ていると、自然とみかんに手が伸びます。気がつくと弟と二人でひと山全部食べてしまったこともありました。爪の甘皮が黄色くなるほどでした。
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私が生まれ育った長崎は、山が多く温暖な土地柄で、みかんの栽培が盛んでした。年末になると八百屋だった叔父がみかん箱を届けてくれていたのですが、決まって長崎の伊木力みかんでした。叔父が選ぶみかんは本当に美味しく、私にとってはみかんといえばこのみかんでした。長崎産以外のみかんを目にしたのは東京に出て来てからです。
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先日、あるJAが運営する直売所に行ったのですが、愛媛、熊本、佐賀産のみかんが箱で並んでいました。同じ県産でも違うブランドが2~3種類。この25年でみかんの消費量が3分の1にまで減っているそうですが、ブランド間の競争は厳しさを増しているようです。それぞれ味の特徴を書いた札が立ててあり、試食用のみかんが置いてありました。
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酸味の少なさ、甘さと酸味のバランス、味の濃さなど、ブランド毎に訴求ポイントが異なり、食べ比べてみると同じ温州ミカンでありながらこうも味が違うのかとびっくりしました。特徴のある味を武器に、「みかん」はすでにただの「みかん」ではなくなっています。復活の兆しを感じました。
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